罪と罰3
- 作者: フョードル・ミハイロヴィチドストエフスキー,亀山郁夫
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/10/09
- メディア: 文庫
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著者 ドストエフスキー
解説 文学者 亀山郁夫
切り離されたものたちへ
観念から命へ
3.大地にひざまづきなさい
切り離されたものたちへ
観念から命へ
■自分を騙せる人間
救いを求めて娼婦ソーニャに会いにいく
ソーニャに言いよる男スヴィドルガイロフ
我々は何処かにている
ラスコーリニコフの隠し事を察する
正直になることぐらい困難なこともないが、、、
お世辞くらい簡単なこともない
自分を騙せる人間が人生を楽しく生きられる
■ソーニャとの対峙
老女を殺す悪夢に苛む
ソーニャに救いを求めに行く
ラザロの復活、、、
すぐに助けに行かず死んでしまうラザロ
キリストの呼びかけで復活する話を聞く
そこである事実を知る
実は殺した相手のひとりはソーニャの親友だった
僕にはもう君しかいない
僕は君の親友を殺したものを知っている、、、
明日君にだけ話そう…
■殺人事件の進展
ラスコーリニコフは予審判事と話して自ら疑いを晴らそうとする
自分は捕まったっていいんですよ、証拠があればですが、、、
いや、この犯人は放っておけば捕まりますよ
罪の意識に苛まれて自白するものです
だが他の人が自分がやったと名乗り出ていた…
当惑する主人公
■罪の告白
ソーニャに罪の告白に行く
犯人の男は金貸しの老婆だけを殺すつもりだったんだ
だが君の親友まで殺してしまったんだ
そう僕だ…
自分のためだけに人を殺した
殺した時必要なものは金ではなくてほかのものだった
あの時自分も殺してしまった
大地にひざまずいて告白すれば神が許してくださるでしょう
取り返しがつかない、、、