罪と罰2
- 作者: フョードル・ミハイロヴィチドストエフスキー,亀山郁夫
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/10/09
- メディア: 文庫
- 購入: 11人 クリック: 64回
- この商品を含むブログ (109件) を見る
著者 ドストエフスキー
解説 文学者 亀山郁夫
切り離されたものたちへ
観念から命へ
2.引き裂かれた男
■葛藤
もう罰が始まっているのか?
友人ラズミーヒン
娼婦ソーニャ
予審判事ポルフィーリー
独自の犯罪論について語る主人公
■犯罪者の心理
家賃滞納で警察から呼び出される
殺人の話を聞いて気を失ってしまう
意識を取り戻した後で
資材置き場に奪ったものを隠す
戻ったら高熱にうなされ3日寝てしまう…
精神と肉体の間に摩擦が起きている
追い詰められると他者が消える…
■ドストエフスキーの波乱に満ちた人生
18歳の時領主の父が農奴の反乱で殺される
格差を嫌い社会主義に染まって行く^_^
危険思想者として反逆罪で死刑
恩赦でシベリアで流刑
流刑地での犯罪者との交流
人間は何処にいったって人間だ…
自分の人生を生きている人々
■希望
家族のためな娼婦をしているソーニャ
ヒロインのためになけなしの金を渡す
ソーニャの妹から感謝のキスをされる
内から希望が湧いてくる
悪と善、二面性のある主人公
■母と妹との再会
母プリへーリヤと妹ドゥーニャとの再会
お金持ちと妹の結婚に反対する
疑われているかを確認する
人間の命が犠牲になっても天才の才能は世に知られるべきだ
偏った見方を披露して予審判事に疑いの目で見られる
■罪と罰
人間の歴史における犯罪と個別な犯罪を履き違えている
罪の意識は他者の存在が前提