Riverside Learning LABO(Skill/Idea/Code)

よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

罪と罰1

罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫)

罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫)

ドストエフスキー『罪と罰』 2013年12月 (100分 de 名著)
罪と罰
著者 ドストエフスキー
解説 文学者 亀山郁夫


切り離されたものたちへ
観念から命へ


1.傲慢という名の罪
■冒頭
主人公にシンクロしてしまうような...
1860年台半ばのペテルブルク
農奴解放により大都市に押し寄せる農民たち
成功は一部のものだけが手にしていた
学費が払えず大学を除籍になる
青年ラスコーリニコフ
悪徳高利貸しを殺害してしまう...


■基本情報
ロシア報知にて連載
ドストエフスキー45歳
全6部エピローグからなる哲学心理小説
二週間の出来事
信仰の対象がお金に変わってきた時代


■屋根裏部屋の孤独
悪徳高利貸しの老女のところへ殺人の下見に
銀時計を質草に出そうとするが足下を見られる始末
妹かお金のために求婚を受けようとしていることに憤る
そうだ、あの老女を殺そう..
なぜ恐ろしいことを考えつくのか
偶然老女の妹が家を不在にする話を聞いたことで
実行する決心がついた


■殺人の実行
自分では判断の自由も意志もない
7/9…計画を実行する
斧がなくなるが、別の斧が見つける
老女が預けた品の紐をほどこうとしたそのとき
隙を見つけて斧を振り下ろした
一旦斧を振り落とすと力が湧いてきた
ただ、、予定外に帰ってきた老女の妹リザヴェータまで殺した
気が狂い始めてきたのではないか...
逃げるしかない、逃げるんだ...
自分の行動の結果として
一度として味わったことのない恐怖に包まれる