Riverside Learning LABO(Skill/Idea/Code)

よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

つれづれぐさ1

ヘタな人生論より徒然草 (河出文庫)

ヘタな人生論より徒然草 (河出文庫)

徒然草
著者;吉田兼好
解説:荻野文子

第一回:心地よい人付き合いとは?

『つれづれなるままに日ぐらし
すずりにむかひて
こころにうつりゆくよしなしごとを
そこはかとなく書きつくれば
あやしうこそものぐるほしけれ』


吉田兼好
人間の愚かさ弱さを熟知した人
世の中の無常を知りつつ俗世と関わり続けた人


兼好的友人にしてはいけないひと...
身分の高い人
若い人
体が丈夫な人
酒好きな人
勇猛な武士
うそつき
欲深い人
・・・ほとんど?疲れそうでしょうと。
病弱だったのか、ユニークです。
同じ心でいられるひとでないと
まるで一人でいるように感じてしまうという。


親しき仲にも礼儀ありといいますが、
用もないのに人の家に行かなくていいよ
用もないのに来てくれるのは嬉しいよ
とか矛盾が多いのも人の常。


いつも一緒にいる人が
ちょっと遠慮したりするのをちょっと面白い
あんまり親しくない人が
ふと打ち解けた話をしてくれるのも嬉しい


ちゃんと守れないならいっそ
家族なんて持つべきではないよ
といいつつ本当に大事なひとのためには
すべてを捨てる事もあっていいという


柔軟である。
格式が高いとばかり思っていたが面白い。