Riverside Learning LABO(Skill/Idea/Code)

よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

読書 読みの整理学

読書読みの整理学
作者 外山滋比古

「読み」の整理学 (ちくま文庫)

「読み」の整理学 (ちくま文庫)

感想
アルファ読み(既知を読むこと)とベーター読み(未知を読むこと)
混合読みが実際は多いが、繰り返し繰り返し心に響く本を読んで
やがて未知を読めるようになるというおはなし。面白い。

抜粋メモ
13 頭から謝りと断ずるのは乱暴である
17 わかることは読めるがわからないことは読めない
21 読めなければ書いた方が悪い?
28 欧米読みに比べて日本語の読みは難しい
34 リーダースダイジェストわかりやすさへのシフト
38 難しいものをわかりやすくは書き手の手腕といわれる
54 ころがる石にこけはつかないの意味
59 彼は石のごとく読んだ
62 読めて読めない危険

68 教育はことばによって未体験を準経験する作業である
88 面白い雑誌は人物土地書物について優れた文章を載せていること
93 悪文も文化に貢献してきたのでは?
95 芸術的欲求の心理学者というもの
99 悪文2つ、良文も2種類

106アルファ読みとベーター読み
109アルファ読みが社会の欲求
112教育への関心、ことばへの関心は高くない
116母乳語と離乳語、物体から離れる
121ことばの限定用法と精密用法
124なぜか?を説明する家庭は知能高い
130文学作品には2重の読みが可能
141わからないところがあるから面白い
147一挙に本丸から攻める、素読という手法
156韋編三絶、繰り返し読む
165めいめいの古典を見つけよう
170読書のカーテンをひいて現実から脱出
175頭のいいひとは足の速い旅人、見落としもある
177新しい思考こそもっとも多彩な未知のせかい
204作者は作品を生む、読者は古典をつくる