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よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

相対性理論(重力の正体)

相対性理論 (岩波文庫)

相対性理論 (岩波文庫)

相対性理論
著者:アルベルトアインシュタイン
解説:佐藤克彦


ひとそれぞれに違って見えて良い


第四回:歪んだ宇宙、重力の正体とは?
特殊相対性理論から一般相対性理論へ...


■重力と速度と等価原理
電車が一定の速度で動いている場合自分が動いているか止まっているかわからない
速度が変わったときに自分が動いているということがわかる
重力と速度はどちらも物体の動きに佐用する点で似たものである
密閉されたロケットの上昇にかかる重力と加速度は区別出来ない
重力は加速度の力と本質的に同じものだと見抜いた
これを「等価原理」と名付けた


■自由落下と空間の歪みと重力
落下するロケットの中に観察者一人とボール二つ
落下する時、横に並べるとボールは近づく
落下する時、縦に並べるとボールは離れる
地球の重力がかかっているなら説明がつくが、、、
自由落下は無重力であるのでなぜだろうか?
重力と空間の歪みは同じであり
空間の歪みに沿って物体は動くことを見抜く


万有引力の正体
万有引力の正体を明らかにした大きな質量が
周りの空間を歪ませる
光でもこの歪みの影響を受ける


■重力で光が曲げられた実例
1919年、太陽の後ろの星が地球から観察された
太陽の重力(空間の歪み)によって光が曲げられた
重力が空間の歪みとイコールとなった時
ブラックボールの存在も予言された
その後シグナスX1などブラックホールと思われるものが観測される
ブラックホールの重力半径の中にはいると抜け出せない
時空がゆがんでいるので時間も止まってみえる


相対性理論の応用
地上2万kmはGPS衛星は地球の重力の影響が小さい
わずかだが46マイクロ秒地上より早く進む
その誤差を修正し正確な距離を出すために
相対性理論の計算式が組み込まれている


■タイムマシンと相対性理論
過去に行ける可能性を残した相対性理論
過去に行くのはパラドックスが生じるため
科学者はタイムマシンが出来ないことを研究している


■科学と日常
科学の進歩は素晴らしい
ひとつ難題を解決するとまた新しい疑問が次々生まれる
世界とは何か、空間とは何かを認識することで
みえる景色が違って見えるかもしれない
楽しい