つれづれぐさ2
- 作者: 荻野文子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2006/10/05
- メディア: 文庫
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著者;吉田兼好
解説:荻野文子
第二回:上達の極意
『つれづれなるままに日ぐらし
すずりにむかひて
こころにうつりゆくよしなしごとを
そこはかとなく書きつくれば
あやしうこそものぐるほしけれ』
吉田兼好
人間の愚かさ弱さを熟知した人
世の中の無常を知りつつ俗世と関わり続けた人
唄と歌謡に時間を使い説法を覚える間もなく老いてしまう
されば一生のうち第一の事を案じ定めて・・・その他は思ひすてて・・・
ひとつのことに注力せよ
1優先順位をつけましょう
2うまく出来るまで人に見せないと上達しない
3駿馬をまねる者はすでに駿馬と同類である
4出来る環境を作って行きましょう
失敗は簡単なところに来てやってしまう
初心の人2つの矢を持つ事なかれ
勝とうと思わず負けないようにしようと思え
勝負は引き際が大事です
安心は失敗の元、完璧は破綻の前兆である
品性のあるおこないを心がける
人が見ていないところで日常の中で
大変趣深い庭で月を見る余裕を
自分を知らずして他人を知ることはできない
ひとは内面がいかに醜いかをなかなか知ろうとしない