つれづれぐさ3
- 作者: 荻野文子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2006/10/05
- メディア: 文庫
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著者;吉田兼好
解説:荻野文子
第三回:世間を見抜け
『つれづれなるままに日ぐらし
すずりにむかひて
こころにうつりゆくよしなしごとを
そこはかとなく書きつくれば
あやしうこそものぐるほしけれ』
吉田兼好
人間の愚かさ弱さを熟知した人
世の中の無常を知りつつ俗世と関わり続けた人
嘘/見栄/群集心理の集合体
狛犬の向きが反対を向いている......
これは趣が有るな......
いや子供のいたずらです
知ったかぶりと付和雷同に気をつけよう
世間の話は無駄話、陰口、噂話
潤滑油になるがやっぱり気をつけましょう
賀茂神社の馬競
木の上で眠りこけている僧を笑う群衆
我らが死の到来を忘れて見物していることも愚かだよという
うそは世間の常
嘘をつかれたときの対応
信じる人、加える人、気に留めない人、考え込む人、そのままにする人
分かったふりの人、慎重に危ぶむ人、手を打って笑う人、
あれこれ言わない人、嘘に協力する人
どれも周りに見抜かれてますよ
世間にあふれる情報はほとんど嘘だと思って良い
他人より賢いとうぬぼれることは過ちのもとである
能力が有ると思っている人ほど争うことになってしまう
大人にとってはただのいたずらが
子供にとっては切実な問題になるので特に注意が必要だ