Riverside Learning LABO(Skill/Idea/Code)

よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

マキャヴェッリの君主論3

君主論
ニッコロ・マキャヴェッリ
言語学者 武田好解説


多くの小国でよって構成され外国に脅かされていたイタリア半島
イタリア統一への願いを込めて理想の君主象について記す
一国の判断を下すための心構えについて述べており厳しい言葉も多い
政治と宗教を切り離して述べており近代政治学の基礎となっている


第三回「にんげんかんけいのごくい」
マキャヴェッリの掌握術
領民を味方にするために
部下を味方にするために
身に余る栄誉、身に余る財産、過ぎた職責を与えて変化を怖がらせる
ある君主の頭脳のよしあしを判断するには側近が聡明かを見る
→過ぎた対価を与えるのはひとつの方法である・・・


ギリシャの物語
ローマ軍「味方になって」
アンティロコス「中立を守って」
板挟みのアカイア人はどうする?
大方の君主が中立を選び滅んでいく
→どちらでもいいから「決める」ことが大事です


□君主が軽蔑されるとき
気が変わりやすい
軽薄
臆病
決断力がない
→必ずしも悪くない性質だが君主には大敵という


□民衆の指示を得るために
住民の法律や税制に手を付けない
恩恵を与えつつ、憎まれ役をたてる
加害行為は一気に行い、恩恵は小出しにする
祭りや催しの開催し、報償を用意する
各部署との交流を行い、威厳を示す
全体最適化の視点で変化をゆるやかに、良い事を継続する


□君主が注意すべき事
へつらう者の甘い言葉には惑わされない
そのために賢人を相談相手にすべきである
良い意見は君主の思慮から生まれなければならない
良い助言から君主の思慮が生まれてはならない
孤独に生きる覚悟が必要だ
→意見を集めても、判断や意見は「自分で決める」ことが大事


過激なことも記されているが、、、
自分で決める、決断する事の重要性については正しいと思う