Riverside Learning LABO(Skill/Idea/Code)

よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

自分のあたまで考えよう:前半

自分のアタマで考えよう

自分のアタマで考えよう

自分のあたまで考えよう
著者:ちきりん


「思考は知識に騙される」
知識と思考をはっきり分けることが大事ということを
分かりやすく丁寧に説明している。
例が非常に参考になるし文体が楽しい。


良い面はこれとこれ、
悪い面はこことここ、
どちらとも言えないのはこういう点
良い面をビジネスに活かすには・・・・・
悪い面を防ぐには・・・・・
と自分の意見を形成するプロセスを意識する


第一章:最初に考えるべき決めるプロセス
意志決定のプロセスは超具体的にする
情報と結論をつなぐのが思考である
考える時間を見える化する
情報収集→分析加工→思考→情報伝達という経路
考える時間を確保しよう


第二章:なぜ?だからなんなの?と問うこと
合計特殊出生率をあげても少子化は止まらない
人口が減る→問題なし
人口バランスが崩れる→問題あり
情報に対して予測を行う
一時間はまとまった時間を思考にあてる


第三章:あらゆる可能性を検討しよう
生活保護費総額を減らす
→受給者を減らす
→支給額を減らす
・・・分解し、それぞれの要素に対して政策を考える
概念を構成要素に分解して、組み合わせを検討する
理想の女性:女、母、妻etc
理想のリーダー:能力、人間性、志etc
失敗経験を高く評価する


第四章:縦と横に比べてみよう
比較項目と比較対象を並べて比較する
ライフスタイル:仕事、家庭、趣味etc
企業力:安定性、収益性、成長性etc
縦=時系列比較=歴史的な観点で物事を見る
横=他者比較=国際的な視点で物事を見る
日中間の100年比較、前半50年は暗黒時代
ブレトンウッズ体制→変動相場制→世界経済の統合
工業化の変遷と脱工業化の苦悩の経過を俯瞰する
脱工業化には協力なリーダーが必要である
献立決定→買物→料理→片付け→保存の際の合理的思考
事業戦略、買収戦略、買収、買収後の経営と似ている


第五章:判断基準はシンプルが一番
判断基準が多いと決められない
経済力より相性のほうがコントロール可能だと合理的に判断している
たとえば、、、空気を読む力と我慢する力が大組織には求められる
目標の姿がイメージできれば判断基準が決まる
2×2マトリクスによる思考は基準が絞られて使いやすい

つづく。