Riverside Learning LABO(Skill/Idea/Code)

よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

自分の考え整理法3

自分の考え整理法
著者:鷲田こやた

マニュアル思考術≒インスタント思考術≒先人の知恵
誰しもがある事柄を知るルートを確保しようとする

第三部:難問突破法
・3.0難問の突破口はかならずある
小室直樹「超常識の方法」etc
難問は解決できると思ったら、人は解決する努力をする
矛盾とは進化の原動力である
北川稔「イギリス繁栄のあとさき」etc
矛盾を取り除こうとしない大衆意識は問題

・3.1クリスティが想像した探偵、ミスマープルとポアロの違い
横溝正史金田一耕助江戸川乱歩明智小五郎
ミスマープルは日常性の中に、ポアロは文献の中にヒントをもとめる
事件解決の鍵は習慣の中にある
人間のナチュラルな感情と人間関係を起点にする
心の習慣、行動の習慣を馬鹿にしない
重要な問題ほど常態を考える
大西巨人神聖喜劇」etc
開高健「輝ける闇」etc

・3.2難問は立ち向かいやすい
難問の前に立つ人がもっとも効率よく問題を考えることができる
難問は前例から学ぶ
難問の解決を阻むのもまた前例である
自分たちを変えるほうが常にベター
解決の具体的手段は限られている
理論的解決と実践的解決の間には時間差がある
デカルト「方法叙説」「人間は理性(ボンサンス)において平等である」
立派な家を建てるためにはまず仮の家を、そして1つ1つ問題を確実にこなす
今ある手段、リソースを把握しておく
プリコラージュ(do it yourself)自分の胸に手をあてれば相手のことが分かる
他人の力を借りる、本でもヒトでも、意見でも
ヒトは自分で解決できる問題しか解決できない
自分で命題を立て答えを出す思考訓練
わが身を舞台にさらすことで思考が進化する
自分なりの答えを持つ

・3.3自分の能力を超える問題
エリート主義の悲劇
日本陸軍参謀本部の最大の悲劇
勝てる見込みも、持続力も、停戦の準備もないままに
降りる決断も必要
難問を難問と思わない気概
難問を解決するという決断
確実に進めていく計画
解決不能の場合に幕引き
答えが出ない問題を考えるこれが人間の営みだ


答えのない問題に形を与えていく。