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よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

若きウェルテルの悩み2

若きウェルテルの悩み (新潮文庫)

若きウェルテルの悩み (新潮文庫)

若きウェルテルの悩み
著者:ゲーテ
翻訳:高橋義孝


「人生のつける花々は幻に過ぎない。
たいていは跡形も残さず散り失せ、実を結びもせず、
たとえ実をつけたとしても熟しきる場合は
すくないのだ。それでも熟した実だって十分にあるのだから・・・」


■あらすじ
絶望的な恋の話・・・
純情な青年が許婚者のいる女性に恋をする
遂げられる恋に対する苦悩の果てに自殺する
人間が通過する青年期の危機を描く


■印象的な言葉の一部
第二部
幸か不幸かは我々が自分と比較する対象にいかんによって定まるわけであり孤独は危険だ
山がなければいいだろう、しかし現に山があるのだからこえなければならん
自分の物差しで他人を図ることの愚
なぜ起きるのかなぜ眠るのか私にはよくわからないのです
互いに奪い合う天の賜物が手に入るわけであると叫ばずにはいられない
血管を切り開いて永遠の自由を得たいと思うのである
自然秋へと傾くように心にも身体にも秋色が濃くなっていく
教養ある人間は実は教養よって損なわれた人間である
想像力というものは実際神の賜物ですね
あの木が枯れて死んでしまうような事でもあれば悲しみのために病気になってしまうだろう
話をしていると縁もゆかりもない人が死んでいくように話している
もうこれ切り目が覚めなければいいと思い眠り朝になって再び太陽を見るそして惨めな思いに沈む
人間の運命とは自分の分に堪えて自分の杯を飲み干すことではないか
古い詩人を読んで思う、
ああ僕以前でも人間はこんなに哀れだとものなんだろうかと
お前がやつれていく狂気が羨ましくもある。王女のために花飾りを作ろうと心楽しく出かけているんだから
はっきりとしたことが何も分からないような場合には混乱と暗黒を予想すると言うのが人間の性なのか
きっとあなたの心に合った方を見つけになってそうして戻ってきてくださいまし
決心しました僕は死にます、感情的な誇張なしにこれを書いています
絶望ではなくがんばり通したぞという安心です
わが命は夢のごとくにきゆべきををいかにして1人止まるをえん
言葉の持つ全重量が不幸な青年の上に落ちていった
人生の始めと終わりは甚だぼんやりしている
どんな永遠がきたってあの日を消すことなんかできないのである
身の回りのもの全てがしんと静まり返っています