Riverside Learning LABO(Skill/Idea/Code)

よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

変身 日常的不条理

変身 (新潮文庫)

変身 (新潮文庫)

変身
著者:フランツ・カフカ
訳 :高橋義孝


不条理な世界...
「人間は自分の中に不壊者ががいるということを
意識することなく生きることはできない」
「普通のものそれ自体がすでに奇跡なのです...
僕はただそれを記録するだけです」
「資本主義社会における公的生活と私的生活との矛盾」.
「論理的整合性と因果律を超越した観点から観測した現実世界」
解釈は多様である ....


印象メモ
一匹の巨大な虫に変わっているのを発見した
早起きは人間を愚かににしてしまうのか、、、
悪いところはないが仕事は嫌がるという人間1種類しか知らないのだろうか
サラリーマンはやくざなころつきだと言うのでしょうか
グレーゴル一家の未来がまさにそこにかかっている、、、


なんかいう静かな暮らしぶりなんだろう
忍耐と最大の注意によっていろいろな不快を忍ぶ
人に見られずに気楽に食事できるようにという思いやり
今日はおいしかったと見えるわ
悲運を忘れさせるために全力を傾ける
日増しにその輪郭がぼやけるようになっていった


部屋の模様は昔のままにしておいた方が人間に戻った時に良い
境遇もいっそう悲惨なものにしようとする妹
赤いリンゴは電気じかけみたいに床の上を転げ回って
自分の体が自分の重荷だと言う
全部が全部無力であった
食べるには歯というものが必要であった
少し前までは他人の配慮ということだ彼の誇りであった
音楽にこれほど魅了されてもまだ動物なのであろうか


感動と愛情を持って家の人たちのことを思いかえす
3人とも泣いた痕跡が少々見える
よく考えてみればいっかの将来もそう悪いものでは無い
わずかばかりの詩人がわずかばかりの作品が残った
人間は自分の中に不壊者がいるということを意識することなくして生きて行けない、、、