夜と霧３(創造／体験／態度価値)

夜と霧 新版

夜と霧
著者：精神科医　ヴィクトール・E・フランクル
解説：心理学者　諸富祥彦

「絶望の果てに光がある...」
「あなたを待っている誰か、何かのために生きる道を...」

#運命と向き合って生きる#
すべてが流れていく、一瞬の光と生は同じようなもの
生きる意味は自分で見つけるものだろうか？
生きる意味はあなたを待っているものが示してくれる

■３つの価値
すべての人が生まれながらに持っている可能性
生きる力を与えてくれる
人生を意味あるものに変えてくれる
創造価値、体験価値、態度価値がある

■創造価値
情熱を傾けるものを見つける
精神医学の処女作の論文原稿を没収される・・・
限られた紙と筆記具で復元を続ける
自分が仕事をしていくなかで実現される価値
あらゆる仕事はすべてつながっており価値がある
創造価値・・・人の喜びを作ることだ

■体験価値
人生において心をふるわす体験をする場面がある
真っ赤に輝く夕日、世界はどうしてこんなに美しいんだ・・・
圧倒的な心が震える体験は辛い囚人生活を一瞬でも忘れることができる
人は極限状態の中で美に感動する力がある
どれだけの苦難よりあなたが与えてくれた愛が大きい
彼女のまなざしは今や昇りつつ太陽よりももっと私は照らしてくれた
心から愛した記憶、愛された記憶は永遠に生を励まし続ける
体験価値・・・あなたが経験したことはこの世のどんな力も奪えない

■態度価値
人生とどう向き合うかは選ぶことが出来る
近いうちに死ぬであろうことを知ってもなお快活な人
ひどい目に合わせた運命に感謝している、日常の価値に気づく
あそこにある木が唯一の友です、こう申しておりました
私はここにいる・・・と。ずっと。
創造価値、体験価値の可能性が奪われたとしても
どんな極限状況にあってもどういう態度をとるか選ぶことができる
態度価値・・・態度を変えることで人生を意味を与えることができる

すべての人の中に創造価値、体験価値、態度価値がある
すべての人が生きる意味を見つけることヒントになる