Riverside Learning LABO(Skill/Idea/Code)

よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

モンテクリスト伯(希望)

モンテクリスト伯(巌窟王)
作者アレクサンドル・デュマ
解説佐藤賢一
解説安部譲二


「...すべて次の言葉に尽きる。待つこと、そして希望すること...」


第四回:待てそして希望せよ
■恋愛劇としての物語
恋は児童文学には出てこない
メルセデスの微妙な描写
メルセデスの心の奥深さを書き込んでいない
別れさせられた体験はあるが女性の心理は書けなかった...?
読者の想像力が喚起されている


メルセデスへの思い
フェルナンの悪事を暴いたダンテス
メルセデスとフェルナンの息子アルベールはダンテスに決闘を挑む
ダンテスはメルセデスに頼まれて決闘をわざと負けることを決意する
だがアルベールは過去の父の過ちを知り謝罪して決闘はなくなる


■ダンテスの成長
18世紀は人間が変われる時代
身分にかかわらず大成できる社会
その時代背景を取り込んでいる
ファリア司祭が教えた教養が生きていく


■ダンテスからのラストメッセージ
幸福と不幸はある状態との比較にすぎない
極めて大きな不幸を経験した者のみ極めて大きな幸福を感じることができる
生きることのいかに楽しいかを知るためには一度死を思ってみることが大切
人間すべて次の言葉に尽きる、待て、そして希望せよ


■感想
人生では大きな心の振幅がたびたびおとずれる.
自分自身の生を精一杯生きることが大切だと思う
人はいつでも変わる事ができる...