臨床ユング心理学入門6
臨床ユング心理学入門
著者:山中康裕
終章
臨床ユング心理学の未来
印象的な言葉メモ+要約メモ。
「虚無のなかにも必ず光の萌芽がある」
□精神医学的に定義された診断名
分裂病:
精神が最も冒された状態
人間が自分の人格を放棄する事を代償にかろうじて精神が生きている状態
躁鬱病:
分裂病より人格の統一製は保たれているが、感情と人格が乖離している状態
感情の起伏に心的エネルギーを使い果たすこともある
神経症:
人格そのものは保たれているが、過度に抑圧されたコンプレックスによって精神活動の一部を支配されている状態、人格を守るために偽の症状を表出させることがある
身体病:
精神は正常であるが身体が蝕まれている状態
それぞれが一方向でなく相関している
人間の心は自我の守りから身体の守りまで幾層ものシールドで守られている
自分と外界との関係性において守りが希薄になった部分に現れるのが病である
あらわれる現象に新しい時代を生きていくための宝物が隠れているかもしれない
□ユング心理学の原点
虚無のなかにも必ず光の萌芽がある
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