Riverside Learning LABO(Skill/Idea/Code)

よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

20円で世界をつなぐ仕事2

『20円』で世界をつなぐ仕事
“想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド
小暮真久
日本能率協会マネジメントセンター


前半+後半
#はじめに 「ワクワクしながら働く」ということ#
為政者がなんとかするだろう、、、などと悠長なことを言っている余裕はありません
社会事業そのものをビジネスとする企業や団体が増えている
普通にランチを食べることがそのまま社会貢献になる仕組みを考える
無理なく人を助けることができる仕掛けを作ることを仕事にする


#第1章 TFTのビジネスモデルと苦難の創業期#
飢餓人口10億人、過体重人口10億人という現状
小さいころからの夢は諦めねばならないのでしょうか?
5P(後述)によって組織としての判断を実施する
先進国と途上国の双方の健康問題を解消するための仕組み
ほかの団体にはない特徴を出す
協力関係を築くためにNPO法人の認証申請が必要であった
先進国の参加者と途上国のこどもが1つのテーブルで食べ物を分かち合う仕組みを整える
誠意をもって素直に話せばわかってもらえる
トップダウンでなくボトムアップで地道に導入先と交渉する


#第2章 世界最高峰のコンサル会社からNPOへの転身#
同じ方角に向けるプロデューサーがいない
アップオアアウト(昇進か退職か)の世界からの転身
現場でもまれない限り決して出せない人間としての厚みがある
地球を俯瞰的に見て一気に串を刺すような方法をとらないと解決できない問題がある
私たちは人類史上初めて貧困問題を解決できる可能性を手にした世代である
これはルールが間違っていると気づく
とくに研究したいテーマがあるわけではなくどうしたものか悩んでいたときさまざまな文化や価値観に触れた
国や組織の壁を越えて物事に取り組みたいという思いが強まった


#第3章 社会起業にビジネススキルをいかす#
・Purpose(目的・達成目標) 〜何のための事業なのか、徹底的に考え抜く〜
→世界の食糧配分の不均衡を解決する
 →先進国への配分量を減らす
 →途上国への配分量を増やす
・Partnering(提携) 〜相手を見極め、長く続くよい関係を築く〜
相手先の業界でのポジション、力を入れている事情、CSR活動などをリサーチする
提案先の部門に合わせて売り文句を変える
参加の敷居が低い点、健康増進、ステークホルダへの影響など考慮する
良い商品なら黙っていても売れるはずは理想論であると知る
政治の世界はひとのために汗をかくことを大切にしている
既存組織であるミレニアムプロミスや国連開発計画と提携し休職をつくる
コンビニ商品で活動を広げる
・People(組織・人事) 〜適切な評価と報酬、そして採用の考え方〜
管理部門と事業部門に分けて機能別の組織にしたいと考えた
達成度を測る定量評価とそれ以外を測る定性評価の両方が必要である
自分で問題を発見し、解決方法を考えていくことが必要になる
この人はどこに興味を持ってくれたのか、どこを不安に感じているのかを察知する
社会事業に従事することを希望する人たちが増えている


・Promotion(宣伝・広報) 〜オンリーワンの存在として認知してもらうには〜
社会に対して良いことをする価値は高まってきている
あらゆる壁を超えて人がつながりだす
飢餓とメタボを同時に解決、20円でできる社会貢献というキャッチ
ブログにコメントを書くと給食が配送される企画など新たな試みも実施する
プロダクト・レッドの成功事例、利益の一部を世界のために、他の試みも把握しておく


・Profit(利益・成果) 〜収益を上げ続け、最適な投資をする〜
「しくみ」と「想い」が大きなつながりをつくる
小さなしくみで革命を起こすことができる世の中になってきた
TFTを支える人たちに感謝している...


個から発し、社会問題をあらゆる角度から分析し
現実的アプローチを行う姿勢が本当に尊敬できる
NPOでなく一般の企業でも出来ることも多い
正しい知識と見識を持っておくことで活動に寄与出来る