若きウェルテルの悩み1
- 作者: ゲーテ,高橋義孝
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1951/03/02
- メディア: 文庫
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著者:ゲーテ
翻訳:高橋義孝
「人生のつける花々は幻に過ぎない。
たいていは跡形も残さず散り失せ、実を結びもせず、
たとえ実をつけたとしても熟しきる場合は
すくないのだ。それでも熟した実だって十分にあるのだから・・・」
■あらすじ
絶望的な恋の話・・・
純情な青年が許婚者のいる女性に恋をする
遂げられる恋に対する苦悩の果てに自殺する
人間が通過する青年期の危機を描く
■印象的な言葉の一部
気がついたときはいつだって遅すぎる
春がなんといってもすてきなんだ
人生は一時の夢みたいなもの
自覚のない諦めのなかにいるだけだ
あのときは見えかけていた気がする
本当に素晴らしいもののまえで純粋になれる
落ちる葉を見れば冬が来た事以外言わない
自分が人間だということも忘れて
鈍重な牢獄から救い出せる唯一の人
底の見えない苦悩の淵に立ち続ければ
生きているのか死んでいるのか分からない
あなた以外のものを知らず理解せず見守る
世界を軽蔑するのは自分が卑小だからだ
人間の存在なんてなんでもない
やると決めたんだ
君がいなくなった世界、ただただ寂しい