ダンマパダという詩2
『ダンマパダ』とは
ブッダの言葉を短い詩の形にして
四百二十三句集めたもの
どうすれば人は現代の苦しみを乗り越えられるのか?
という問いを真剣に考えた人がブッダである
印象に残ったものをつらつらとメモ
□釈迦族とコーリア族の争いの物語
争いで大勢の犠牲が出ている
これは何の争いですか?
奴隷に問いたすブッダ
水にどれほどの価値があるか?
僅かである
部族にどれほどの価値があるか?
計り知れない
争いを治める
□煩悩による苦しみ
煩悩は生き物に備わっている
悩み苦しみって煩悩を捨て去る
苦しみを消すために
あえて苦行をしても悟ることはできない
こころをコントロールすることが必要という
ブッダの教えは一歩一歩しか近づけない
完成しなくても近づければいい
汎用的なことばである
以下抜粋部分。
p197
うらみを抱く人たちの中で
私はうらみを抱くことなく
安楽に生きよう
うらみを抱く人たちの中で
私はうらみを抱くことなく
暮らしていこう
憎しみは憎しみによっては止まらず
ただ愛によって静まる
p5
この世では
うらみはうらみによって
鎮まるということは
絶対にあり得ない
うらみはうらみを
捨てることによって鎮まる
ことは永遠の真理である
p242-p244
たとえば
物惜しみは恵む者の汚れ
悪行は過去・現在・未来の
いかなる生まれにおいても汚れである
その汚れよりも一層汚れた汚れの極み
それが無明だ
比丘たちよ
その無明という汚れを捨て去って
汚れのない者となれ
p66
愚かな者が
自分を愚かであると自覚するなら
かれはそのことによって賢者となる
愚かな者が
自分を賢いと考えるなら
そういう者が
愚か者と言われる
自分が自分をコントロールできるように。