ツァラトゥストラはこう語った
- 作者: ニーチェ,手塚富雄
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1973/06/10
- メディア: 文庫
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著者:フリードリヒ・ニーチェ
EIN BUCH FUR
ALLE UND KEINEN
「すべての人のためであり、誰のためでもない本」
メモ書き1(あらすじと付帯情報と主要テーマ)
ニーチェのおいたち
若くしてバーゼル大学の教授となるが・・・
古典文献学の分野で初めての著書で大失敗をする
実らなかった恋と仕事での挫折・・・認められないまま死ぬ
□あらすじ
ツァラトゥストラが旅をしながら自らの思想を語る
山にこもって智慧を蓄えるが、人々に語るため山を下りる
聖者に出会い神が死んだことを知らないことを哀れむ
超人について語るが住民は受け入れることができない
人生は永遠回帰だとする思想について考えるため山に戻る
病床でついに人生を肯定する答えにたどり着く・・・
□主題について
ルサンチマンを断ち切る必要性について
「無力からくるはぎしりがルサンチマンである」
嫉妬や恨みの感情はすぐに芽生える
親を恨む、環境を恨むなど
ルサンチマンは喜びを感じる力を弱くする
断ち切る必要があるものである
価値の転換について
聖書に代わる新たな価値を提示する書として書かれている
聖書の価値にそって清らかに生きることが大事である
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自分の価値に従って快活に生きることが大事である
苦しみや挫折が伴う人生をどう肯定するか?
・・・たった一度でも喜びがあれば人生は繰り返すに値するという
比喩が多い作品であり、解釈が難しい
なにを表すか創造するのも面白い