ツァラトゥストラはこう語った3
- 作者: ニーチェ,手塚富雄
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1973/06/10
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 155回
- この商品を含むブログ (49件) を見る
著者:フリードリヒ・ニーチェ
EIN BUCH FUR
ALLE UND KEINEN
「すべての人のためであり、誰のためでもない本」
メモ書き3(ある思想と幻影と音)
□永遠回帰の思想
人生を肯定的にとらえるための観念
自分の人生が寸分違わぬように永遠に繰り返す
エネルギー保存は永遠回帰を許容する
ひとはそれを許容できるのか?
□幻影と超人
ある夜幻影を見る
牧人の口に蛇が入って苦しんでいる
蛇はニヒリズムの象徴
蛇を噛み切った牧人は超人となる
□肯定と否定
障害を持ったままの人生でいい
辛い思い出もすべて含めて人生を肯定する
仕方なかったではなく、その苦しみを欲す
そのままを肯定する
□12回の鐘の音
世界の苦しみは深い
喜び、それは心の底からの苦悩よりも一層世深い
苦しみはいう「終わってくれ」と。
しかし、すべての喜びは永遠を欲する
一瞬のひらめきがすべてを肯定する・・・