村上ラヂオ

村上ラヂオ
著者：村上春樹

12もとのかたちに戻ってしまう。
14ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
29猫の全国会議
32一種儀式的な感触
36世界はすでにほどけてしまって
41隅々までクリアになってしまうと、それはそれでなんか味気ない
45偏屈でささやかな個人的喜び
47難しい部分は着地をしようとするところから
53全体的な世界の展開に深みがない
60サイダーハウスルール
64音楽にはたしかにシチュエーションというのが大事で
74ひいきのスポーツチーム
85世界は舞台だ…シェイクスピア
88君の頭の中を美しいものでいっぱいにすればいい
96得意分野と不得意分野
100ドーナツの穴
104ドビュッシー「版画」
108問題を抱えた人間
116イノセントで満ち足りた友好関係
125好事魔多し
140イングランド童話集
153white lie
154当たり前の猫が当たり前のように眠っている
164円周率を把握しているかが、文明のひとつの物差し
173感情の記憶
188偽善者じゃないと胸を張って反論できる人が世の中にどれくらいいるだろう
190柳に雪折れなし
204車で走っていたら見逃す
205さよならを言うのは少しだけ死ぬことだ…レイモンド・チャンドラー
212説明する必要
212それから何が正しくて、何が正しくないかは押し付けない

ほほえましい話が多い。
好きなことを時間をかけて行う。
そういう時間を持つ余裕を。
その積み重ねが自分の世界をつくる。
雨音を聞きながらの読書はいいなぁ。