おくのほそ道2
芭蕉 おくのほそ道―付・曾良旅日記、奥細道菅菰抄 (岩波文庫)
- 作者: 松尾芭蕉,萩原恭男
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1979/01/01
- メディア: 文庫
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おくのほそ道
作者 松尾芭蕉
解説 長谷川櫂
メモ書き
人生はかるみだ…
世界は絶えず変化する
しかし永遠不滅である
2.時の無常を知る
みちのくの枕詞の旅
歌人が作り上げた想像上の名所
風の便りに聞いた場所を読んでいた
結果、枕詞の旅は不可能であると感じた
陸奥のしのぶもぢずり誰ゆえに
みだれむとおもふ我ならなくに
石が転がされ半分土に埋まっていた...
松島は素晴らしい風景
260もの島々が作り出す風景
美人がさらに化粧をしたようだ
歌枕の実体、残っている歌枕に触れた
■ゼロ表現の句
松島や鶴に身をこれほととぎす
ほととぎすよ美しいつるになって鳴いておくれ...
これは曾良の句
松尾芭蕉は句は読んだがおくのほそ道には入れなかった
島々や千々くだきて夏の海
あまりに素晴らしい
言い尽くせない
書かないことによって感動を伝える
■平泉の対象的な句
夏草や兵どもが夢の跡
栄華はいつか滅びる...
五月雨の降り残してや光堂
人の営みの中で残るものもある...