星の王子さま(こども心)
- 作者: サン=テグジュペリ,Antoine de Saint‐Exup´ery,内藤濯
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/03/10
- メディア: ハードカバー
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著者:アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
解説:水本弘文
「大事なものは目に見えないものです」
再読。こどもにも読み聞かせたくなる話です。
印象に残る言葉
第一回「こどもの心を忘れずに」
挿絵は物語の重要な要素である...
■ヒツジの絵
砂漠に不時着した孤独を感じていたパイロット
ふと現れた少年から絵を描いてほしいと頼まれる
「ヒツジを書いてよ」
「これもあれも違うよ・・・」
「では木箱に入っているヒツジをあげるよ」
「そう、こういうのが欲しかったんだ」
大蛇が象を飲み込んだ絵が理解されなかった過去
画家に成りたい夢を封印してしまった過去
すぐに気づいてくれた少年が心の扉を開く
パイロットは自分が大切にしていた想いを忘れかけていた...
全存在をかけてほしいものはなんだろうか?
少年がパイロットの理解者であった...
絵をねだった少年が星の王子さまだった
木箱の謎
三回もヒツジを書き直してもらった
ではなぜ木箱のヒツジは気に入ったのか?
側面にある空気あなが書いてある
ヒツジを労る気持ちを受け取った王子様
守るための箱が外に出れなくもしている
自分のなかにある想いを封じ込めなくていい
■アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリとは?
夢見がちでぼんやりしていた
航空郵便会社の配達員に
常に死ととなりあわせの仕事であった
人間は何のために生きているのか?
生きる力はこどもの頃に隠されている
■バオバブの木
悪い木ではないが大きな木を邪悪なものの象徴として書かれた
育ちすぎると星を食尽してしまう...
ヒツジが持っている穏やかさで
バオバブのような邪悪な者を抜き取ろうとした
■心のバランスとは?
中心:子供 主観的、無知、無邪気
周囲:大人 客観的、知識、経験
このバランスが大事である
わたしたちはみな子供だったがそれを覚えている大人は少ない...