Riverside Learning LABO(Skill/Idea/Code)

よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

方丈記2:方丈の庵にて

方丈記
著者:鴨長明
解説:小林一彦


「行く川の流れは絶えずしてしかももとのみずにあらず...」


第二回:負け続ける人生
大きな家に生まれ
徐々に小さな家に移る
方丈の庵に行き着く...


■長明の経歴
下鴨神社の跡取り息子として生まれ裕福な家庭で育つ
18歳に父が死に世の中を悲観的に見るようになる
後継ぎ争いに破れて家を出たため将来がわからなくなる
長明は鴨社の仕事サボりつつ音楽にのめり込む...
自ずから短き運をさとる...
一生懸命耐え忍んできたが節目節目で負け続けてきた
後鳥羽上皇から和歌所に採用され河合社の長に抜擢されたときも
鴨社の長がこれまで仕事を怠ってきたという理由で受理されず...
すべてを投げ捨て出家することを決意する
最後は方丈の庵に行き着く
きままに楽器を演奏しきままに怠惰な態度をとる


■悟りと執着
長い目が破滅型の芸術家であり繊細な人間である
その後も鎌倉の源実朝に会い意気投合する
出世の意欲を捨てているわけではなかった
悟りきっているわけではなかった
吾妻鏡に書いてある


■書く決意
社会的栄達を諦めて
方丈記を書くことを決意した
油断のならぬご老人
負けることで進むこともある
ゆずることで進むこともある