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よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

かもめ4:悲劇か喜劇か

かもめ (集英社文庫)

かもめ (集英社文庫)

かもめ〜四幕の喜劇〜
著者:アントンチューホフ
解説:沼野充義


「たとえば人生というのは一つの舞台だ、それは悲劇か喜劇か」


第四回:人生は悲劇か、喜劇か
様々な人生が織りなすドラマ


■登場人物→→→→→→
教師メドヴェジェンコ
管理人の娘マーシャ
作家志望トレープレフ
女優志望ニーナ
有名作家トリゴーリン
有名女優アルカージナ


■喜劇と悲劇
死んじゃうから悲劇なのだろうか
人には常識的に悲劇に見えるが、チューホフには喜劇に見えるのか
人を観察する目がシャープであり、喜劇か悲劇は同義かもしれない
悲劇と喜劇は表裏一体と言えるかもしれない


印象的な言葉メモ.
人間というものが悲しくて笑える
たくさんの恋が生まれて移り行く
描かれる恋はすれ違う
名声や栄光などが必要ではないのかも…
人間とは愚かな者である
もっと有名になったら見に来てね
もう一度は、、、できないのです
すべては過去の事...
トレープレフ君が自殺してしまったようだ...
教訓を伝えようとしているわけではない...
ただそこにある、人々の想いの連鎖


短編集「いたずら」
冬になりナーチャと一緒にソリに乗る
そしてソリに乗ったときだけ告白する
聞こえるか聞こえないか...
あれはあなたの言葉なの?さあどうだろう?
ではもう一度そりに乗ってみましょうか.
春になり、風が吹いたときに告白する
ハッピーエンドは結婚で幕
もうひとつの終わりは…


喜劇か悲劇は見る人が決めれば良いことだ
起きては消える事象のなかに
人の本質が見え隠れする