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よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

源氏物語2(タイプの異なる登場人物)

源氏物語―物語空間を読む (ちくま新書)

源氏物語―物語空間を読む (ちくま新書)

源氏物語
著者:紫式部
解説:三田村雅子


日本文学史上最大のロングセラー
恋愛と政治が絡まっている物語
想いを伝えることはかくも難しい
常に光と闇が存在する...


#第2回:あきらめる女、あきらめない女#
■雨夜の品定め
話題は恋愛談義である
身分だけじゃダメだ
美しさだけじゃダメだ
...と今も昔も男も女も変わらない


光源氏を中心に車輪の軸のように女性がいる
桐壺更衣
藤壷中宮
六条御息所
空蝉
明石の君
夕顔
紫の上
花散里
朧月夜の君


■特に印象深い人...
六条御息所
あきやめない女性
7歳の上、身分も高く、教養もある女性
世間体に重きを置いた人
葵の上に公衆の面前で恥をかかされて落ち込み
葵の上を恨む、心労がかさむ


<明石の君>
耐える女性
受領の娘で田舎育ち
明石の入道と言う結婚斡旋者の娘
明石の君との間に子供が生まれるが葵の上に育てさせる
女の子を生んだ妻が一番偉くなるので
生んだ子を葵の上を与えた...


<葵の上>
受け身の愛に生きる女性
親王の娘で都会育ち
無邪気で可愛い人
14歳で光源氏の妻となる
結婚は政治の上の道具であったが...
女三の宮が正妻にくる


様々なタイプの女性、男性が登場する
その登場人物の描写が人気の一理由だと思う