源氏物語1(恋愛と政治の物語)
- 作者: 三田村雅子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1997/01
- メディア: 新書
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著者:紫式部
解説:三田村雅子
日本文学史上最大のロングセラー
恋愛と政治が絡まっている物語
想いが伝えることはかくも難しい
常に光と闇が存在する...
#第1回:源氏物語が生まれた理由#
■紫式部の生い立ち
下級貴族の家に生まれ、母を早くに亡くすが教養ある父に育てられる
漢文好きな少女、20歳で結婚、だが23歳で旦那と死別...
それ以降物語を書くのに没頭する
■パトロンの出現
最初は友達同士で見せ合う同人誌のようなもの
藤原道長に眼をかけられて娘中宮彰子の家庭教師に
物語は書き続け54編にもなる
■権力の狭間で
一条天皇との間で権力を争う
彰子・紫式部と定子・清少納言
物語があると彰子のところに遊びにきてくれるという策略
■あらすじ
帝の寵愛を一身に受ける桐壺更衣
多くの妃がいながらも桐壺ばかりを愛す帝
後ろ盾がない桐壺はいやがらせによる心労で死んでしまう
桐壺更衣との間に唯一生まれた光源氏
政治の世界に巻き込まれないように皇族を剥奪した
帝は桐壺の雰囲気を藤壷女御にみて娶る
光源氏は義理の母である藤壷女御を慕う
光源氏は元服後は葵の上と結婚する
だがいつまでも藤壷の姿を追い求めてさまよう
■光源氏の幸福度曲線
光源氏の誕生
皇族の剥奪
葵の上との結婚
葵の上の死
須磨へ下る
一条天皇と藤壷女御の間の子
冷泉帝が即位する
(実は...藤壷女御と光源氏の子)
都帰還
太政大臣になる
准太上天皇になる
光る君:本名は不明
比類なき才能は愛でられて支援者が集まり世に広がる
だがはじまりはいつも小さいものだ