Propos sur le bonheur 「幸福論3」
- 作者: アラン,Alain,神谷幹夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1998/01/16
- メディア: 文庫
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著者:エミール・オーギュスト・シャルティエ
解説:合田正人
第三回「ダンスのように人とつきあう」
□引用とメモ
不機嫌は連載して不幸を呼ぶ
幸福を伝播するには
礼儀正しさが必要だ・・・
82章
礼儀はダンスのようにして覚えるもの・・・
堅くならず混乱せずにひいては怖がらずに
踊れるようにならなければならない
→自分の感情をコントロールする
人間関係を微調整していく
相手に合わせてリズムを合わせる
□礼儀の意味
politesse
(しなやか)
(自分)
自然な物腰
生活の知恵
→習慣になるまで訓練する
礼儀に包まれている幸福
82章
無作法な人間は一人でいるときも無作法である・・・
ほんのわずかな力も過剰に入れてしまう
→自分を律する
幸福ではない人がいたら?
→憐れみや同情は不幸を増幅する
接するなら快活さを失わずに
一緒に悲しんではなるまい
より良い期待を持つべきなのだ・・・
快活な友情を示すべきだ・・・
信頼こそ素晴らしい妙薬である
自分を大切にする
不幸を広めない
悪口を気にしない
36章
果物一個であってもおいしくなるように
何か工夫することができる
・・・人間関係においてはなおさらである
人とのつながりは天候や風向きによって左右されるものではなく
魔法使いのように雨を降らせたり、
天気にしたりできる奇跡の場所なのだ
一工夫は礼儀によって行える
51章
自分のことを考えるな。遠くをみよ。
間近のものごとだけでなく
水平線合わせてみてみよう
88章
・・・その人があるがままの姿であるのを望む事
それが真の愛である
日常の中で実践しやすい教訓をちりばめられた哲学書だ
優しい先生だったのだろうと思う