Propos sur le bonheur 「幸福論2」
- 作者: アラン,Alain,神谷幹夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1998/01/16
- メディア: 文庫
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著者:エミール・オーギュスト・シャルティエ
解説:合田正人
第二回「人生の主役になれ」
□引用とメモ
情念に支配されがちな人
デカルト愛・喜び・驚き・憎しみ・欲望・悲しみ
スピノザ喜び・欲望・悲しみ
喜怒哀楽は人生に必要だが虜にならないように・・・
情念のほうが病気よりも耐え難い・・・
情念はわたしたち自身の性格や思想から全面的に
起因しているように見えるが・・・
打ち克つことができない必然性を帯びている
情念に対しては、わたしたちはなず術がない
愛するにせよ、憎むにせよ目の前にある必要はない
(コントロールできない外側の部分に関する想いであるためだ・・・)
□情念に支配されない方法
情念はわたしの一部だがわたしよりも強いものだと自覚する
意志の力で情念の荒野を開墾する
悲観主義は感情による、楽観主義は意志による
幸せになるためには努力が必要である
幸せになるためには行動が必要である
44章
人間は行動のない快楽よりも
行動を伴う困難を選ぶ
人生という舞台の主役になれ
観客では退屈してしまう
どんな職業も自分が導く限りでは愉快だが
従う限りでは不愉快である
山頂まで登山電車で来た人は
登山家と同じ景色を見る事はできない
28章
ほしいものはすべてそこにある
山のようなものだ
わたしたちは持っており、逃げていきはしない
だがそれゆえに、よじ登らなければならない
『幸福はひとから与えられるものではない
自分の意志と努力と行動でつかみ取るものだ
自分の中に幸福がないものは他人に与えることができない』