Riverside Learning LABO(Skill/Idea/Code)

よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

読書 日本人を考える(後半)

日本人を考える
司馬遼太郎対談集


古い本だが恐るべき先見性を垣間見ることができる本


「日本人は臨戦体制民族」
空海は海外の存在をエッセンスを抽出して日本で再組織して結晶体にして高野山に置いた、日本文化の思考成立過程
日本人は隙のない完全なものを目指す
日本人は現実に見たら話と違っていたらすぐに理解を変える
?は横の関係、日本では発達せず
次代に託すと言う考え方は日本人の土壌の中にある


「猿が背広を着る時代」
人とはあまり接触しないと自分がだんだんわからなくなる
人間と言うのは器量に従って使える金がある
自分が〇〇正しいということわないだろう


「人工日本語の功罪について」
明日は雨が降るでしょうではなく明日は雨が降ると言っていた、日本は明治以前は未来形がない
文章はもともと難しいものだったが読み手の数が増えるにつれて優しくなった1時反発もあったが結局優しくなった
生きると言う事は非常に猥雑な現実との妥協
フランス語は昔からある言葉にいろんな意味を持たせている
若い人に教える場合教える内容に自身が感動していなければ伝わらないものがある
日本語は音素が1番少ない


「中国とつきあう方法」
山水画は仙人がいるところを描いたもの
宋代代の後腐敗を許しがたいと言う精神が出てきて王陽明陽明学を立てる
天下の憂いに先立って憂い、下の楽しみに遅れて楽しみ
古い国ではいくら革命しても純粋な世界は作れないのではとも思う
孔子の礼、人間成立の基本
成功すると何かと言うと文化的なことをやりたがる

いじょう