Riverside Learning LABO(Skill/Idea/Code)

よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

自由をいかに守るか3

自由をいかに守るか...ハイエクを読み直す
渡部昇一


自由市場に政府が管掌すると人間の自由が根こそぎ失われる
マルクス資本論から人類を解き放つための治療薬がハイエク隷従への道
社会主義は主に課税を通じた所得の再配分を意味するようになった
福祉国家の結末は計画経済の失敗にうながる恐れあり


1自由主義こそが経済繁栄を生む
経済的な自由無しに、個人的自由が存在したことはなかった
個人主義の本質的な特徴とは、人間としての個人への尊敬である
トレランス寛容は自分の信仰をどうすうでなく違った考え方を許容すること
スポンティー二アスオーダーという自然発生的秩序が見えざる手になる
真の自由主義は邪魔はせず、早く伸ばそうともしない
豊かさを実現すればするほど耐久力が下がり不満がつのり反自由主義になる...


2自由は民主を凌駕する
国家を地上の地獄としてきたのは人間が地上の天国にしようとしてきたから
民主主義の平等は機会を平等にして、社会主義は結果の平等
マルクス主義とは本質的にファシズム国家社会主義のことである
ヨーロッパでは社会主義ファシズムが同質であることを物語る歴史がある...



3競争と規制の中庸は難しい
社会主義は平等と生活安定という素晴らしい理想があるが、、、
計画する側の意志によって好きなように計画される危険がある
統制経済は富を作る力でなく搾り取る力が強い
競争が有効に機能するために考え抜かれた法的枠組みが必要である
これこれをせよでなく、これこれはすべからずを法律にすべき
労働時間の制限や衛星措置の要求は競争を阻害しない
完全談合制度で損をするのは消費者だ
競争のための計画を行う場合の計画は良い