Riverside Learning LABO(Skill/Idea/Code)

よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

愛するということ3

愛するということ

愛するということ

[読書]愛するということ
著者 エーリッヒフロム
解説 鈴木晶


メモ3
生身の人間と付き合う
◼︎自由と孤独
自由を求め孤独になる
孤独を逃れるために愛を求める
ただ本当の愛とは難しい


■本当の愛
本当の愛とは成熟した愛をさす
愛は自分の全体性と個性を保ったままの結合
愛は人間の中にある能動的な力である
愛は人と人とを結びつける力である
2人が1人になりしかも2人であり続ける
というパラドックスの状態が発生する


◼︎いのちと表現
愛は与えることである
まず与えることである
お互いが譲りあい話し合う
何を与えるか?
それはいのちをあたえることだ
自分の中に息づいているあらゆる表現を与える
本当の意味で与える行為の中で
お互いが互いの生に感謝する


◼︎与えること
与えることによって相手の中に何かが生まれる
与えることは共有することだ
与えることはゼロサムゲームではない
そもそも人間は己が一番大事だと思うが
精神的にケチになってはいけない


◼︎自己愛のバランス
愛することができる人は自分自身を大切にすることができる
ただバランスが大事
自分の内に存在することのみに価値を見出して
外界の世界のことを有益か危険かで判断してしまうのは危険
利己主義に陥ってしまう


◼︎現代社会の病理
一人で生きていけると思ってしまう
快不快で短絡的に判断しているのは幼稚な愛である
幼児的なところから抜け出せない人間が多い
客観性を持たない者は成長しない
客観的な視点を忘れないように


◼︎愛の4要素
成熟した人間だけが人を愛せる
配慮 他人の求めることを考える
尊重 大切な存在であると伝える
責任 我慢して関係を続ける
理解 相手も自分も理解する
人間関係が広がったら薄まった
愛が生まれるには遠すぎる
直に会うことが近すぎるように感じるが
必要なことである...