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よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

愛するということ1

愛するということ

愛するということ

フロム『愛するということ』 2014年2月 (100分 de 名著)
[読書]愛するということ
著者 エーリッヒフロム
解説 鈴木晶


メモ1
■基本情報
著者エーリッヒフロム
原題the art of loving
ドイツ出身の精神分析
1956年アメリカで出版
1959年日本で出版
直訳は愛の技術
愛で幸せな人も死ぬ人もいる
愛について人について研究しようとした


■学んでいくもの
愛は湧き上がってくるものでなく学んで行くもの
愛というものは誰もが簡単に浸れる感情ではない
自分の人格全体を発達させ、それが生産的な方向に向くように全力をあげて努力しない限り、ひとを愛そうとしても必ず失敗する



■愛と成長
人はひとたび生まれて母の愛を知る
0歳〜 幼少期は無条件の愛を受ける
8歳〜10歳 人に何かしてあげたいと思う
10歳〜 社会性や協調性を学ぶ
思春期 愛することに重きを置く
愛することが喜ばしく感じるようになる...


◼︎愛についての3つの誤解
・どうされば愛されるか?という問題だと認識している
→愛とは愛されるよりも愛することが重要だ
・愛するにふさわしい人を探せない
→対象を見つけることに重きを置いているが、見つけた人を愛する技術がないということが問題だ
・愛は一時の感情で盛り上がるものではない
→本当の愛は永続性がある


※幼稚な愛は愛されているから愛するという原則に従う
※成熟した愛は愛するから愛されるという原則に従う
※未成熟な愛はあなたが必要だからあなたを愛するという
※成熟した愛はあなたを愛しているからあなたが必要だという
愛することが大事であり人間性を磨くための最良の手段
愛するということは与えることであり、技術を磨かなければならない