銀の弾丸はない
ソフトウェアエンジニアリング論文集80's~デマルコ・セレクション
- 作者: トム・デマルコ,ティモシー・リスター,児玉公信
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2006/09/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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(銀の弾丸は無い)
生産性を飛躍的に増大する新製品や魔法のような所がきっとある。そういうことを期待しないことだ、今後も登場することはないだろう
ソフトウェア構築の難しさは概念構造物の仕様化、設計、評価試験であって作業者がいかに正しいことをしたかということではないと信じている
ソフトウェア製品の複雑性は規模に比例する、規模拡大に伴い複雑性は非線形に増加する。その複雑性のためメンバーの意思疎通も困難になる
ソフトウェアは産業界で最も後発であるため、融通に富むと思われており、仕様変更と言う圧力にさらされている
ソフトウェアの不可視性は図示してもその複雑性を排除することができないので複数のコミュニケーションを妨げる
ソフトウェアは高級言語、タイムシェアリング、統一プログラミング環境によって一定の成果を収めてきた、
今後も高級言語の進歩、オブジェクト指向、人工知能、ビジュアルプログラミングには期待したい
ただどれも特効薬では無い
ソフトウェア開発において最も困難な事は完全で一貫した仕様に到達することである
大衆市場の発展はソフトウェア工学上最も意味深い展開である
1,950年代から60年代の間に行われたどのの研究でも給与や会計などは規制パッケージが使われることがないという結果を示していた、だが現実は違った
ソフトウェア構築するものが顧客に対して行う最も重要な役割は製品の要求を繰り返し聞き出してそれを明確化することである
プロトタイプのためのソフトウェアシステムは重要なインターフェースのテストや早く行えるので新規開発に良い
ソフトウェアは脳のように発展的に作るのが理にかなっている
良いソフトウェア技術者は教育、徒弟制度、技術交流、キャリア開発に力を入れて育成することで生まれる