おくのほそ道4
芭蕉 おくのほそ道―付・曾良旅日記、奥細道菅菰抄 (岩波文庫)
- 作者: 松尾芭蕉,萩原恭男
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1979/01/01
- メディア: 文庫
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おくのほそ道
作者 松尾芭蕉
解説 長谷川櫂
メモ書き
人生はかるみだ…
世界は絶えず変化する
しかし永遠不滅である
4.別れを超えて
■人間界の旅
荒海や佐渡によこたふ天の河
芭蕉記念館
全て変化しているように見えて何も変わらない
様々な人との別れを読み込んで行く
一家に遊女もねたり萩の月
曾良の旅日記に記載している
人間界の旅が始まることを暗示している
■別れの経験
遊女との別れ
一笑との別れ
曾良との別れ
北枝との別れ
大垣での別れ
塚も動け我泣声は秋の風
山中や菊はたおらぬ湯の匂
わけのかやわけいる右はありそ海
曾良は病気の療養のため離脱
行くてたふれ伏とも萩の原
今日よりや書付消さん笠の露
満ち満ちている別れをどう乗り越えて行けば良いかを模索していた
■別れ
この世は別れに満ちている
宇宙の法則、不易流行を人間界にも適用する
人生の重みが分かったものが軽みを知る
8/21大垣に入る
弟子が集まってくる
蛤のふたみにわかれ行秋ぞ
行春や鳥啼魚の目に涙からの成長
自然な別れ、かるみを表現している