Riverside Learning LABO(Skill/Idea/Code)

よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

想像力の神秘を探る

[TED]your elusive creative genius
想像力の神秘を探る
Elizabeth Gilbert
エリザベスギルバート


要約メモ
■創作の苦しみ
小説を書くということは仕事だけではなく一生の楽しみでもあります
でも最近ちょっとした事件が起こり
自分の仕事への向き合い方を見直しました
食べて祈って恋をしてか何故か世界的にヒットしたというもの
その結果みんなに終わった人だけ思われるようになった、、
みんな私のこと心配してこんなことを言う
あれを超えられないかもって不満じゃない?
一生成功させたりにも相手にされない屈辱とかが平気なの?
まわりは不安を煽る


■天才たちの発想法のヒント
天職だと思える仕事に恐れを抱くのはおかしくないか?
なぜクリエイターだけが精神的に不安定なると思われているのでしょうか?
実績だけでも偉大なクリエイターが若死に、しかも多くは自殺...
創作が苦しいものでそれでいいんでしょうか?
むしろ芸術家励ますべきでしょう
あの仕事を超える仕事をしないといけない重圧から酒浸りになる
重圧に耐える方法を調べました
クリエイターの精神的ストレスを減らす方法はないかと
古代ギリシャ古代ローマにヒントを見つけた


■創造性は人ではなく妖精のもの
創造性は人ではなくて神秘的な妖精が持っているとされてきた
ギリシャ人はダイモーンと呼んでいました
そしてそれはローマ時代、ジーニアスと呼ばれるようになった
ジーニアスとは人を指す言葉ではなくて妖精という意味だったのです
作者はいい作品を作っても妖精のおかげだと自惚れない
作者は駄作のときに妖精のせいにできるので精神的に崩れない


■現代の創造性の持ち主とは?
創造性は人類に宿ると思われるように変わってきて
人そのものジーニアスと呼ぶようになった
これは大きな間違いです...
自分の力だけで作品ができるなんて思わせたらダメだ
すべての創造性が個から湧き上がってくるなんて
人間の繊細な心には重荷になってしまう...


■外にある創造性について語る
ルーンストーンという詩人の話
創作は理不尽でオカルト的だ
畑仕事手伝ってる時に遠くから音をたてて
詩がやって来るのかわかったそうです
家に書き込んで紙を探してる間に
詩が逃げそうになったので
鉛筆を握りもう片方の手で詩の妖精と掴んだという
トムウェイツというアーティストの話
曲の断片が降りてきた
空を見上げてこういった、、、
「今運転中だから後にして...」
ひとりで苦しまなくてもいいんだと気づいた
何かとの対話型の共同作業でいいと気づいた


■共同で作り上げるもの
懐疑的になるのもよくわかります
ただこの本がいまいちでも私だけのせいではないんだからね
精一杯やっているんだからよくしたいならちゃんと手伝ってよ
魔法が解けたとき自分が神がかっていないことを認識する
借り物だと考えることで和らぐのではないでしょうか?
ちょっと借りたら次に回してるんだと思ってはどうか?
一瞬でも奇跡を見せてくれたならオーレ
そうでなくても情熱を持っているあなたにオーレ


■感想
語り方が素晴らしく引き込まれる
精神をリラックスさせる効用があり
実際に使える考え方だと思う
人の心は本当に繊細だなと感じる