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戦争と平和1

戦争と平和〈1〉 (新潮文庫)

戦争と平和〈1〉 (新潮文庫)

トルストイ『戦争と平和』 2013年6月 (100分 de 名著)
戦争と平和
作者:思想家/教育家 トルストイ
解説:川端香男里


1.人生に迷う若者たち
人はいかに生きるべきか?
他者なしに世界は作りえない...


■色とりどりの物語
ナポレオン戦争中のロシアが舞台19世紀初頭
人生の意味を舞踏会から戦場まで
壮大なスケールと普遍的テーマ
山登りのような読書を体験できる


戦争と平和基本情報
1869年トルストイ41歳の時の作品
4部とエピローグで構成されている
登場人物559人もいる
作家が選ぶ愛読書にえらばれている


戦争と平和概要
皇帝主義から社会主義移行する時代
ナポレオン戦争と重なっている...
フランス軍がロシアに進撃してきて戦ったときの
国難の時代を生き抜いた若者達の生き方の話


■代表的登場人物
ピエール
ナターシャ
アンドレイ


■ピエールの特徴
未完成の若者
知的でありおどおどした態度
めざとくて自然な眼差し
存在感のある太った若い男
友人はアンドレイだけであった
父の遺産を受け継いで上流社会に馴染んでくる
エレーヌとの結婚、財産目当てと知りながら抗えなかった
可能性を秘めた若者、考えながらも周りに流されてしまう者


■アンドレイ
求道精神の持ち主
第二のナポレオンになろうとしている
歴史に名を残すためならば家族を犠牲にするという野心家
アウステルリッツの戦いに参戦する
フランス軍の罠にはまり敵に打たれようとする...


■美しい空
どうしておれはこれまでの高い空に気づかなかったのだろう
そして、、、やっとこれに気づいて俺はなんと幸せなことだろう
そうだ、この果てしない空以外全てが空虚だ、全てが欺瞞だ
この空以外は何もない
なにひとつない
いやそれさえもない
静寂安らぎ以外は何もない
ありがたいことだ...


人間の幸福を妨げるのは個人的な幸福を求める存在同士の闘争である
...人生論より


■感想
どこにでもある美しい空が価値観を一変させる力を持つ...