Riverside Learning LABO(Skill/Idea/Code)

よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

般若心経2

般若心経
解説 佐々木閑


世界は空である
色即是空...


なんとなく印象深いところメモ。
■色即是空
仏教ではわたしというものはないとされている
季節も人も流れて移ろいて消えてゆくもの
すべては法則にのっといて動いていく
宇宙を支配するたったひとつの真理
色は物体
空は存在するが認識出来ないもの
空とは宇宙観そのものである


■色即是空、空即是色
すべては移ろいゆくからこそ美しい
この世はすべて空である
その中で何回心を奪われる瞬間に出会えるか
連続しているもの切り取って表現したい、芸術や物理学
文化の根底には色即是空、空即是色がある


■発見
ひとつのものから無限の広がりを感じる
空に触れること、新たな発見に心踊るのはそのため?
小さい変化に気づくことに意味がある


■観音様と舎利子
どうやったら般若心経を実践できますか?
是諸法空相...
(すべては空であると理解すること。
生まれもせず、消えもせず。
汚れもせず、浄化もせず。
増えもせず、減りもせず。)


■宇宙観のひとつ
苦しんでいることもすべて移ろいゆくもの
生命の要素の集まりはやがて雲散霧消する
だがすべての解き放たれた要素の関連は残る
世界はもともとひとつ
ひとつのなかでかわっているだけ


■感想
私も私の意志も幻なのだから実在することも消えることもない。
それは表面的な認識に過ぎない。
すべてがひとつという考えはあらゆる悩みから解放される概念ではある。
消えても消えても物質は本質的には残り変化し新たな何かを形成していく。