こころ3(真面目さ)
第四回あなたは真面目ですか?
「自由と独立と己とに満ちた現代に生まれた我々はその犠牲としてみんなこの寂しみを味合わなくてはならないでしょう」
印象メモ
■死ぬ前のたった一人
私は死ぬ前にたった1人でいいから人を信用したいと思っている
あなたはその1人になれますか?
あなたは腹の底から真面目ですか?
真面目とは自分をさらけ出して相手もそのまま受け止めること
■真面目さとは?
私は貧弱な思想家だか思想は公開できる
過去を語るのは別問題だ
真面目に人生から教訓を得たいと?
あなたは真面目か?
真面目です.
■現代日本の開化
近代化の思春期、、、
皮相上滑りの開化
外国からもたらされた
表面的近代化の裏に隠れた影
念に一度は真面目にならないといけない
真面目とは真剣勝負の意味だよ
■ユーモアから真面目へ
職業作家
生きにくい時代に生きる家族、学生、夫婦のモデルを変えてきた
国家のメタファーとしての家族
生死の境を経て人間関係を見直してみようとした
■終わりなき小説こころ
語り部は責任を負って必ず果たすべきことがある
個体としての命は終わるが物語が私に伝わった
100年前の悩みが進行中
悩むテーマとして新しい読者の中で行き続ける
感想
国家の比喩が面白い。また悩み続けることは有益だとおもう。
ユーモアもいるとしても真面目であることは尊い。
人と人の信頼が新たな価値を切り開く。