Riverside Learning LABO(Skill/Idea/Code)

よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

星の王子さま(きずな)

星の王子さま―オリジナル版

星の王子さま―オリジナル版

星の王子さま
著者:アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
解説:水本弘文


「大事なものは目に見えないものです」


再読。こどもにも読み聞かせたくなる話です。
印象に残る言葉
第三回「本当の絆の作り方」
■バラの花と唯一性
自分の星に咲いたたったひとつのバラ
大事に守ってきたけど世話をしきれなくなって飛び出してきた...
降り立った星でたくさんのバラを見てしまう
この世でただひとつと思っていたバラはいくつもあった
バラの貴重さがなくなったように想い悲しむ王子様
本当に貴さが失われてしまうものでしょうか?


■キツネと唯一性
キツネと悲しみにくれる王子様が出会う
遊んでよ...君とは遊べないよ...
だってまだ飼いならされていないよ
飼いならすというのは絆を作るということだ
絆を作るには辛抱が必要なんだ
互いに飼いならすことで絆ができる
相手を受け入れるために自分が変わることを受け入れよう


■飼いならすこと(apprivoiser)
あんたが俺を飼いならすと
あんたはおれにとってこの世でただ1人の人間になる
あんたにとっておれはこの世でただ1匹のキツネになる
お互いなくてはならない存在になる
麦畑を見てあんたの金色の上を思い出すし
きっと風の音だって好きになれると思う


■絶対的評価と客観的評価
関係生においては自分の絶対評価を客観的な評価より重くみる
バラは唯一のバラだったと気づく
バラのとげは何のためにある?
バラが意地悪なだけだろう...
なぜそんなことを言うの??
バラのことを心配するのが大事じゃないの?
バラの弱さを隠すためにあるものなんだと気づく


■ただ生きるよりどう生きるか
生きることより大事なことがある
それはどう生きるかである
人間は納得のいく生き方をしたいと思っている
自分が愛するもののために生きることを肯定しようとする
人間らしさを求める


■根がない人々
王子様が人間を探しているとき花がささやく
人間たちは根が無くてとても大変なんです
一カ所になかなかとどまれない人々
自由に生きることより充実した生を望み
社会に根を張ろうとする傾向が強い


■絆
キャップシュビーでたった一人で基地を守る
最初はこどもと友達に、そして大人たちとも友達に
絆がありすぎると自由になりたいと思う
だが絆がなくなると寂しくなる
柔軟な心でいろんな人と影響し合って
変化しあって生きることがのぞましい