サルトルとボーヴォワール
サルトルとボーヴォワール 哲学と愛
監督:イラン・デュラン=コーエン
□人物
ジャン=ポール・サルトル
「存在と無」などで実存主義を広め、世界中に影響を与えた作家
シモーヌ・ド・ボーヴォワール
「第二の性」でジェンダー論の基礎を作り社会通念と戦った作家
□あらすじ
ボーヴォワールに一目惚れしたサルトル
互いに無くてはならない存在に
サルトルは愛を誓いながらも自由恋愛を認める契約結婚を持ちかける
ボーヴォワールは苦悩しながらも、自分たちの生き方を模索する
ソルボンヌ大学で出会い“事実婚”のまま苦悩しながらも支え合った二人のはなし
真の自由はどこにあるかを求め自分の生き方を貫いた二人
嫉妬と憎悪の制御は知の巨人たちでも難しい
※メモ
実存主義とは?
19世紀のキルケゴールとニーチェから始まったもの。
サルトルの実存主義
「実存は本質に先立つ」
→人の本質は元々備わっている訳ではなく、
個々としてなりたいものになるために
選択と行動を通して現実化するもの
→「人間は自由だ」を導く
その無から一切の万物を創造した神が存在するならば、
神は創造するものが何であるかを、知っている筈である。
ならば、存在する前に、本質を決定されている。
一切を創造する神がいないのだとしたら
本質を決定されることがないまま、
現実に存在してしまうことになる
→「実存が本質に先だつ」
・・・これが人間のすがたであり、自由である