世界の終わりとハードボイルドワンダーランド(下)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)

世界の終わりとハードボイルドワンダーランド(下)
著者；村上春樹

再読。
心を捨てる代わりに穏やかさを
心を持つ代わりに感動と苦悩を
この作品は祝福されてるなと思う。
素直に面白い☆

印象に残ったことばメモ・・・ことばに関連性はない
こころというものは・・・決して均等なものじゃない
唄は話すんじゃない
みんな過ぎていく・・・
あれは雪を降らせる雲じゃない
良い木こりは・・・ひとつだけ傷を持っている
空に・・・そう書いてある
永久運動は原理的には存在しない・・・
解読できない暗号はない・・・
アイデンティティとは記憶の集積によってもたらされた・・・思考システムの独自性
隅から隅まで自発的なものかということ・・・
神のものは神へ、シーザーのものはシーザーへ・・・
コンピューターはそれ自体がかなり象工場的機能を含んでいる
混沌に秩序を付与する・・・
どういう効果を及ぼすか見てみたかった・・・
誤差に対する反応を計測してみたかった・・・
気に入っているものはとても気に入っている・・・
機械の調子が良ければ、・・・私自身もとても落ち着くんです
思念には時間というものがないのです・・・
どんなに長い情報でも・・・のひとつのポイントに刻み込めてしまう・・・
どうしてかは自分でもよくわかりません・・・こういうものにひきつけられる
昨日というのは漠然とした時間のかたまり・・・
体がバラバラになってなくなってしまう
穴を掘る事を目的として穴を掘っている
何をするかは外に出てから考えればいい
君は君の好きにすればいい・・・
不完全な立場からものをみるんだ・・・
ありきたりの花の名前ひとつ分からない・・・
私自身はそこにいて私自身はどこにもいかない・・・
純粋に無意味な時間の過ごし方
心に振り回されたり・・・生きていく
でも心がそこにあれば・・・失うものはなにもない
なにかが幸せそうに見えるというのはなかなか気持の良いものだった
本人に感知できないコア・・・
いつも同じところにたどり着く
それ以上は何一つとして求めない・・・
君の心だけが浮き出して・・・
かならずあらゆる可能性を含んでいる
そこで生まれ、・・・そこで死ぬ
限定性の正当性はたいした問題じゃない・・・
ぜんたいとしては・・・を祝福しなさい・・・
人が働いている姿を見るのが好き・・・
涙を流すことができない悲しみ・・・
与えようとするものが求められているものと合致しない
それでもひかりが瞼をあたためてくれている・・・