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よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

世界の終わりとハードボイルドワンダーランド(上)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)

世界の終わりとハードボイルドワンダーランド(上)
著者;村上春樹

再読。
人が心を捨てる代わりに手にすることができるのが永遠の穏やかさ、誰も傷つかない世界。
だが心を失ったら、悲しみも喜びも一切感じることも想像することもができないという。
ひとは選択に悩み、決断し、当人だけの道を進むことを求められる。正解は存在しない。
この作品はいいなーと思った。
素直に面白い。


印象に残ったことばメモ・・・関連性なし
世界とは凝縮された可能性で作り上げられたコーヒーテーブル
解析する事ができれば・・・コントロール可能である
科学とは科学そのもののために存在すべきもの
ギザギザの面をぴたりと合わせないことには・・・
何もしないよりは何かをしていたほうが楽・・・
良いソファーはもうひとつの良いソファーを生む
心は使うものじゃないよ
この場所はなにもかもが初めから不自然・・・
11月のリスみたいに・・・
人間存在を単純化するために必要な寓話性
純粋な狂人か狂ったように見える純粋な人間のどちらか
ゲームとは・・・自分自身の能力に挑む事
自分の手で学び取ったものは君の身に付く
宇宙の意味について無知なように・・・
東洋では平和と静謐を意味するものが、西洋では攻撃性とか情欲とかを象徴する
君が自分の目と足でひとつひとつ確かめた地図を・・・
無意識性ほど正確なものはこの世にない
天気の事くらいしか考えることはないからな
何が僕を規定し、何が僕を揺り動かしているのか・・・
誰かと真剣に話し合う必要があった
大事なものから壊すんだよ
切り取られた空が広がっていた
お前はなぜここにいるのだ・・・
誰の戦争かなんて問題じゃないし・・・
1パーセントでも可能性が多い方を選ぶんだ
私自身の人間性にいろいろと欠点があるせいだろう
失った者はすでに失われた者だ
心がなければどこにもたどり着けない
築き上げるのには結構時間がかかるが・・・
人間はだれでもなにか一つくらいは一流になれる
冬は様々な物事の姿を明確にしていく
体というものが一つの仮説にすぎない
自分がどのような位置にたっているか・・・
暗闇のなかにいると、ごく自然に星や月の光を探し求めてしまう
農夫は道で年老いた悪魔に出会った
目を開けているのか閉じているのかわからなくなって・・・
鳥がやってきて鳴けば雨はあがった
みんなどこかで少しずつつながっている
ひとつの雨降りさえ理解することができない