哲学の基礎2

14歳からの哲学.txt
著者：池田晶子

14歳からの哲学B
さいどく。
いくつか抜粋。
□家族
73君が君であるところのもともとの君
75どうしてそうなのか、どうしてそうするべきなのか
77親の人生を想像してみよう

□社会
82観念が現実を作っている
83その意味ではすべて幻想と言っていい
84社会の動きとはつまり観念の動き

□規則
87社会生活とは、ある意味では、規則の集積
89泥棒にも暴行にも殺人にも関心がない人には、そんな法律は必要ない
89自分の関心、その動機や目的を分析
90善悪を判断する基準は自分にある
91自由とは自分の内側にしかない

□理想と現実
93君が理想を失わずにその努力を続けていたのである限り、それは君の理想の実現
94理想を失わずにいるのであれば、それはすでに現実である
95理想を実現しようと努力することこそが現実だ
97理想をもっていることは現実的な力として作用する

□友情と愛情
100孤独に耐えられるということは自分で自分を認めることができるということ
100愛してくれるから愛してあげるなんて
101孤独というものは決して空虚なものではなくとても豊かなもの
102本当の愛情とは無条件のもの
104自分を愛すること≒人に愛を求めないこと≒愛を注ぐこと

□恋愛と性
109仮に過ちを犯したとしてものちにかつての過ちに気づけたなら幸いだ

□仕事と生活
116あきらめの言い訳に家族を利用している
116食べるために生きるのか、生きるために食べるのか

□品格と名誉
118外面とは内面をあらわす
120人に見られたくない行為は自分にとっても恥ずべき行為

□本物と偽者
125個性的になろうなんて必要ない、自然体、それが本物
127本物を見抜けるのは本物の人間だけだ
128自分の欲得を計算してなされた仕事では感動は与えられない
128才能など問題ではない君が天才とともに点を見られる人であるかどうか

□メディアと書物
133本当に大事な知識というのは決して変化しない
134言葉はそれ自体が価値なんだ
135語る言葉の一語一句が君の品格をつくる
135古典は考える人類が、長い時間をかけて見抜いた本物の言葉