Riverside Learning LABO(Skill/Idea/Code)

よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

哲学の基礎1

14歳からの哲学
著者:池田晶子

さいどく。
ことばがせかいをつくる。
ことばをたいせつに。

14歳からの哲学A
□考える
7生きることはすばらしいかつまらないか、自分がそう思っているに過ぎない
15本当にそう思うこと≠本当にそうであること
17考えることは世界を知ること、本当に正しさとは考えることで発見できる
23誰にとっても正しいこと≠みんなが正しいと思っていること

□言葉
31考えるためにはまず当たり前なことに気がつくこと
33名前と事柄はどちらが先か
36言葉というものは自分の中にあると同時に外にある
(自由に使えるがその意味を決めたのは自分の外)
36言葉は所詮幻想か、言葉こそが現実を作っている
36言葉を大切にするということは自分を大切にするということ

□自分とは誰か
41自分は自分であって自分以外のなにものでもない
42この体に名前がついているのだと、世のほとんどの人は思っている
42脳が自分であるとして、その脳が自分であるとどうして分かる?

□死をどう考えるか
死体≠死、死は見ることはできない
51生きている人が死のことを知らないのはあたりまえ

□体の見方
52君は気がついたら自分だった、・・どういうわけかこの体だった
55体は君なのか、それとも君のものなのか
57体と心とは1つのものの二つの側面、見えるもの(身体)と見えないもの(感じ方)
60そう、心とはすべて、人生のすべての気持ちを左右する61自分の性格を冷静に観察・・・自分の中に自分でない部分がある
62目に見えない心の中で動くもの、感情、動かないもの、精神
63宇宙に果てがないように、自分とは何かの問いも果てがない

□他人とはなにか
64自分というのは名前でも、自分でも、体でも、心でもない、ないないづくし
68矛盾とはそれ自体が真実
70一生を賭けて考えるに値する問い
70自分を巡る不思議の輪

「自分がない」という状態を考えることはできない
考えるには「自分がある」必要があるからだ
何かを考えるとき観察者と対象者が存在する
自分のことを考えるとき
対象者は自分だ
では観察者は自分だろうか?
優しいことばの深い問。