チルドレン

チルドレン
著者：伊坂幸太郎

傷つきやすい若者と調査官の交流がリズムよく流れていく
関わること、ひとと向かい合うには根気が必要である
耳をすませて、発想を自由に、奇跡のきっかけをつくろうとする
登場人物はとても魅力的である

場面が印象的なことばメモ
バンク
L25縛られていたって飛ぶことくらいできる
L29緊迫した空気を歌が和らげる
L32逆さにつるして出てくるのは「失礼」と[無遠慮」
L41人は目立つものだけを覚えている
L67もしかしたら初めからなかったのではないか

チルドレン
L74そのときに言ってくれないと意味がない
L77調査官が人より経験できるのは裏切られること・・・
L85芥川龍之介の侏儒の言葉、
L86道徳は便宜の異名である。「左側通行」と似たものである。
L88調査官の面接は取調べとは違う・・・
L90世界で一人きりのやつ
L91拳銃を隠し持った牧師
L111選手に必要なのは狂ったバッティングフォームを直してあげること
L115深刻さは簡単には見分けられない
L127罰せられぬことほど苦しい罰はない

レトリーバー
L156ショックから立ち直るには・・・得意なやり方に頼る
L159自分の試合に友人を招待するかのように
L166世界は彼のために動きを止めるべきだ
L188解決も何も、問題自体発生していない・・・
L215けりはついた

チルドレン２
L228俺たちは奇跡を起こすんだ
L247もめ事を突き詰めていくと、・・・意地と我慢だ
L254その声には寂しさが含まれていない
L274不甲斐ない姿は、こどもに相当なショックを与える
L289守ろうとした姿は偽物ではなかった
L291奇跡のとっかかりと思えるような言葉を

イン
L299いつまでもこれが続くと思わない方がいいよ
L321音が・・・通り過ぎていく
L336この特別ができるだけ長く続けばいいな