Riverside Learning LABO(Skill/Idea/Code)

よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

人類の未来〜暗闇のかなたの光明〜

人類の未来
梅棹忠夫

未完の著作、NHKより
暗黒のかなたの光明抜粋メモ

文明との競争
文明の進歩が人類の墓穴を掘る

航空機→病原菌
原子力→事故

フェイルセーフという考え方であっても
民族学からいくと人はなにをするか分からない

日本人は自然に対峙するとき無常観を持つ
西ヨーロッパ自然は研究対象
日本自然は危機管理の対象

科学の本質
みずから科学によって墓穴を掘る理由は、人間にとって科学は業。
論理的に思考し、知識を蓄えること
人間は知的生命体であることにより他の静物と一線を画す
フィールドワークで学ぶ
マイナスの側面は環境のキャパを超えてしまうこと
比較文明論から導き出した帰結

暗黒の彼方の光明
業を制御する方法
業であることを知りみずからどうすればコントロール出来るかを考える
理性対英知
論理的に思考だけでなく感情、情念を絡めたものが英知
私利私欲を超えて

ふたつの物語
ノアの方舟、生き残り、犠牲の物語
法華経の譬喩本
三車火宅の物語
救うときは全員救う
知的感覚の中に無常観をもつ
取り入れること
自然を支配するのでなく受動的に畏怖の念を持って危機管理を立てる
慌てないことにつながる、沈着冷静に

人類の未来
専門家だけでなく一般の市の中に希望がある
マチュア思想道を確立すべき
文明は制度と装置
ほころびが出ていても止めるのは難しい
歴史は他人が作るものではない
今やっていることが歴史である

闇の中で物事を考える時間が増える
震災後薄暗くなった光が逆に明るく見える
新しい価値の芽生えるとき