Riverside Learning LABO(Skill/Idea/Code)

よりよいシステムのため工学系と人間系の学習下書きメモ

海辺のカフカ(上)1

海辺のカフカ(上)
著者:村上春樹


気にいった表現、言葉とか。
運命は絶え間無く進行方向を変える局地的な砂嵐
足を踏み入れたときの君じゃない
なにを残すかはあとになって決めれば良い
荒唐無稽な作り話のほうが生き生きしている
そこにはすべてがある、身を浸せば良い
記憶の元型はつながっているという世界観
世界の万物はメタファー、ゲーテ
完全さは不完全さの集積
退屈でないものは飽きる
仮説に対する反証のないところに科学の発展はない
想像力のないところには責任の自覚すらない
のたうつ海もこの手を浸せば紅一色、マクベス
目を閉じてもものごとはよくならない
etc


少年カフカの運命に抗おうとする姿、
心の葛藤丁寧に表現を変え描写されている。
少し寂しいが人はたいてい寂しい。