3333段

「3333段の石段登り」
白龍が昇るが如し石段は三,三三三で日本一

日本一の石段は1200年の歴史を秘めた由緒ある釈迦院の表参道にある。貴重な文化遺産であり、町のシンボルだ。
早朝から全長2900m、標高差620mの石段の入り口に参加メンバーが集まり、準備体操をしながら各自目標を定めた。
「3333段制覇」「1時間切る」「休まない」などなど。　
いざ登り始めてみると、100段くらいで体が重い。日ごろの運動不足を実感。
数人の小・中・高の生徒が駆け上がって追い越して行く。
小学校低学年くらいの子供が「ママ近道を教えてよー」と叫んでた。
「近道なんてないのよ、ほら頑張りなさい」という温かいことばを聞き、再び登り出す。
きつくとも1000段、2000段と上っていくと「あと少し」「あと少し」と
自ずと足が前へ前へと進むから不思議だ。
３３３３段目を踏みしめた瞬間、体が一気に軽くなる。
徐々にメンバーが頂上に集まり、一時間前後で全員が登りきった。
自分のペースでゆっくりでいいから、最後まで上りきると大きな達成感を得ることができる。